自己破産するとどうなる?

借金が返せないとき知っておくべきこと!

自己破産

自己破産しても住宅ローン付の家に住み続ける方法はある?

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自己破産すると、住宅ローンの有無に関係なく、当事者名義の持ち家は基本的に売却処分されるので、残すことができません。

aya
手放すことになるので、住み続けることもほぼ不可能です。
 

自己破産を検討するときに、住み慣れた家や地域から出ていくことが、見切りの判断を鈍らせてしまうことありますよね。

家族に子供や高齢者がいると、転校や新たな土地でご近所付き合いなど、先のことを思うと、なんとか住み続けられないかと悩まされます。

そんな場合に、条件が揃えば住み続けられることもあります。ただし、難易度は高いです。

自己破産したら住宅ローン支払中の家に住めなくなる

マイホームを建てる時、ほとんどの方は住宅ローンを組みますよね。

その住宅ローンの支払い中に自己破産することになった場合、住宅は借金の担保になっているので、銀行などの債権者に競売されることになります。

自己破産しなくても、3ヶ月~6ヶ月延滞すると、保証会社が代位弁済するので、債権者は保証会社になっていることが多く、保証会社によって競売されます。

aya
競売で売却されると立ち退きを命じられるので、指定された期日までに、引っ越ししないといけないんです。
 

住宅ローンの残債務があると、どの道処分されてしまうので、住み続けるのは厳しいですね。

自己破産したら住宅ローン完済の家も住めなくなる

住宅ローンを完済していて借金の担保になっていない住宅は、処分して債権者に分配されることになります。

20万円以下の財産なら処分されませんが、住宅が20万円以下ってことはないですよね。

自己破産すると、家や土地などの不動産、車、生命保険解約返戻金、証券など20万円以上の財産は処分され、現金に換価されて債権者に配分されます。

持ち家が住宅ローンの担保になっていれば、銀行などの債権者に担保権を行使されて売却されることは、前述しました。

一方で、担保になっていない不動産は、破産管財人によって売却されます。

住宅ローンがあっても、事業資金など複数借金の担保にもなっている不動産も、破産管財人によって売却されます。

aya
いずれにせよ、第三者に売却されてしまうので、指定された立ち退き期日までに出ていかなければなりません。
 

破産申立から競売で売却されるまでの期間は、早くて半年くらいのようです。実際、うちの場合も半年かかりました。

それまでに、引っ越し先を探しておかないといけないんです。

うちの場合、8月下旬の破産申立で、12月に借家を賃貸契約しました。競売で売却されたのが1月だったので、完全に引っ越したのは2月でした。

義父の代から住んでいた家や地域を離れることは、辛かったですね。

自己破産前に家の名義変更することはできる?

自己破産しても、持ち家が家族名義であれば処分されることはないので、住み続けられます。

それなら、自己破産する前に、家族名義に変更しておけば家を残せるのかというと、手段を間違えると、財産隠しになり自己破産できなくなります。

住宅ローンの担保になっていれば、勝手に名義変更はできないですしね。

やってはいけない名義変更

自己破産前にやってしまうと、免責不許可事由になってしまい、借金の返済を免除されなくなるのは、以下のような行為です。

  • 自己破産前に家族に贈与する
  • 家の価値より安く売却する

売却することなく家族名義にするのは贈与になります。

贈与税もかかってしまうし、財産隠しになるので、自己破産の直前はもちろん、1~2年前でも名義変更だけするのはやらない方がいいです。

家の価値より安い価格で売却するのもダメですね。

財産を故意に減少させ、債権者が正当に受け取れるはず弁済を受け取れなくしたとされ、詐害行為になります。

もし、一括購入できるような親族がいるなら、売却は弁護士に相談してからの方が良いです。

持ち家を親族に売却するなら自己破産の前と後どっちがいい?

もし、親族が持ち家を買い取れるなら、自己破産の前と後どちらが良いのでしょう。

自己破産の前でも後でも、家族に売却することはできるのでしょうか。

自己破産前に家族に売却する

正当な価格で家族に売却していれば、家族名義に変更しておくことで、自己破産しても家を処分されずに住み続けられますよね。

売却で得たお金のうち、20万円を超える預金、99万円を超える現金は没収されますが、超えない分は手元に残せます。

aya
お金を残せるのなら、自己破産する前に家族に売却した方が良さそうな気がしますよね。
 

ただし、自己破産前なので、一般の物件と同等以上の不動産価格で売却することになるでしょう。買い取る家族の負担は大きくなりますね。

もし、事前にするなら、売買契約書や実際に支払った証拠も必要になります。弁護士に相談してからの方が良いですね。

自己破産手続中に家族に買い戻してもらう

住宅などの財産は、自己破産手続中に売却されます。このとき、親族が買い戻すこともできます。

競売される価格より少し高い金額で買い戻せるので、家族が負担する金額は自己破産前の売却より少なくて済むと思います。

もし、家族などの親族に買い戻す余裕があれば、管財人に申し出てみると良いです。

個人的には、家族など親族が買い取れるなら、自己破産の手続き中の方が間違いないと思っています。

自己破産手続中に買い戻した体験

実際に、自己破産手続中に、同居していた息子に買い戻してもらった土地があります。

そこには、引っ越し先に持って行けない荷物を収納した倉庫がありました。

売り物にならないような物件だったので、資産価値なしで戻ってくるでしょうと、管財人が依頼した不動産屋の人に言われていたのです。

aya
ところが、買いたいという人が出てきたんですよ。
 

管財人から、連絡がありました。

「買いたいという人がいるのですが、残しておきたかったんですよね。プラス5万円でご家族が買い戻すなら、購入希望の方はお断りしときます。」

後日、管財人さんに一括で支払い、売買契約書や登記などの手続きは管財人さんが全てしてくれました。

裁判所から選任された破産管財人がしてくれることなので、免責不許可事由にはならないですし、手続きを全てやってくれたので楽でした。

住宅ローンの残債務がある場合は任意売却できる

ここまで読まれたら、自己破産すれば、住宅ローンがあろうがなかろうが、売却されてしまうことはよく分かったと思います。

借金の担保になっていなければ、家族などの親族に売却して住み続けることもできる可能性があります。

aya
では、住宅ローンの残債務があると売却できないのかというと、任意売却という方法で売ることができます。

任意売却する場合は、債権者の承諾が必要なので、住宅ローンを組んでいる銀行などと相談しながら進めることになりますね。

任意売却したお金は、住宅ローンの返済に充てられますが、ローン残高の方が多ければ、残債務の返済が残ります。

その残債務は自己破産すれば免責されるでしょう。

任意売却の場合、手続きにかかる費用は売却費から賄われますし、交渉しだいで引っ越し費用も出してもらえます。

また、任意売却で手放しても、買主に家賃を支払い、借家として住むことができる場合もあります。

親族に任意売却して賃貸すれば住み続けられる

住宅ローンが付いている場合でも、任意売却で親族に売却することはできます。

親族なら、買い取ってもらった家に、家賃を支払って住み続けることも可能になるでしょう。

aya
実際に、友人は叔父さんに買い取ってもらって、家賃を支払って住んでいます。住宅兼店舗だったので、商売を続けるために必要だったのです。
自分が建てた家に家賃を支払って住むのは情けないけど、仕方ないと言っていました。

投資家に任意売却してリースバックする

住宅を買い取って借家として貸してくれるような親族は、そうそういないですよね。

そんなとき、一般価格より安く買える任意売却の物件を購入して、借家として活用する投資家がいます。

自己破産で自宅を手放しても住み続けたいときに、そんな投資家に任意売却して賃貸すれば済み続けられますよね。リースバックという方法です。

aya
ただ、そのような投資家がすぐに見つかるとは限りません。
 

任意売却を専門とする業者なら可能な場合もありますが、実際には客寄せの売り文句の場合もあります。

確実なのは、親族に任意売却して賃貸する方法ですね。

個人再生なら住宅ローン付きの家を残せる

自己破産するしかないと思っていても、専門家に相談すると他の債務整理で家を守れる場合があります。

自己破産するくらいまでになっていると、任意整理は厳しいですが、個人再生なら可能かもしれません。

住宅ローンの特則付きで個人再生すれば、住宅ローンを残して、それ以外の借金を大幅に減額できるのです。

厳しい条件があるので、誰でも利用できるとは限りませんが、検討してみる価値はあります。

ただ、住宅ローンの支払いはそのまま残るので、住宅ローンをリスケジュール交渉する必要もあるでしょう。

住宅ローンが個人再生で減額後の返済と合わせて、無理なく支払えるだけの収入がない場合にはお勧めできません。

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自宅に拘るより借家に引っ越した方が負担が少ない

住み慣れた自宅に住み続けたい人は多いですよね。

自己破産を決断するときに、知らない土地に引っ越さなければならないことで、迷う気持ち分かります。

特に、同居家族に子供や高齢者がいると、なかなか決断できないです。

しかし、親族に買い取り費用を負担させたり、リースバックしたとしても家賃が高かったり、なにかしらの無理がある場合があります。

無理しないといけないなら、自己破産で借金をゼロにして、新たな住居で再スタートする方が負担が少ない場合も多いですよ。

aya
うちも子供と高齢の母がいたので、自己破産の決断するまでに悩みました。
 

買い取ってくれる親族もいなかったですし、住宅ローン以外に事業資金の担保にもなっていたので、手放すしかなかったのですけどね。

実際、生活に支障がない程度の家賃の借家に引っ越したことで、気持ちの切り替えもできたし、自己破産後の生活に無理がないと感じています。

自己破産と住宅ローンについてまとめ

自己破産すると住宅ローンの有無に関係なく、自宅は売却され手放すことになります。

親族に買い取ってもらったり、投資家に任意売却してリースバックしてもらうなどで、賃貸で済み続ける方法もあります。

ですが、そんな買主は簡単に見つからないので、難易度が高いですね。

また、自己破産しかないと思っていても、個人再生で借金問題を解決できる場合もあります。

条件さえ満たすことができれば、個人再生なら住宅ローンを残すことができるので、支払い続けることで自宅を守れます。

自己破産しても住宅ローン付きの持ち家に住み続ける方法はありますが、無理をすると破産後の生活が苦しくなります。

それよりも、自宅はすっぱり諦めて、負担が少ない家賃の借家に引っ越して再スタートした方が良いかもしれませんよ。

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