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過払い金の時効はいつから10年?返還請求するとデメリットがある?

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「過払い金には時効があります!」「払いすぎたお金が返ってくるかもしれません。」TVCMなどでよく耳にするフレーズですよね。

時効があると聞くと、早く手続しなきゃと思いがち。確かに急いだ方が良い人もいます。

でも、逆に急いでやったことで後悔することもあるんです。

過払い金の時効は10年ですが、いつからカウントするのか、過払い金返還請求をすると後悔するデメリットは何なのかなどについてお伝えします。

過払い金とは?

まず、過払い金とは何なのか、どんな人に発生するのかお話しします。

借金の利息は、利息制限法で上限金利が定められています。

利息制限法の上限金利

借金額 上限金利
10万円まで 20%
100万円まで 18%
100万円以上 15%

法改正により、上記の利息制限法より高い利率で貸付を行うと刑事罰の対象になります。

ところが、法改正前は、出資法の上限金利29.2%で貸付をしても罰則がなかったんです。

貸金業者からすると、金利を高くした方が儲けになるので、特に消費者金融は出資法の上限金利を採用しているところがほとんどだったのです。

そのため、2006年12月13日に貸金業法が改正され、2010年6月18日に完全施行されるまでは、2つの上限金利が存在していました。

その金利の差額がグレーゾーン金利と言われるもので、払いすぎた過払い金です。過払い金は返還請求することで戻してもらえるのです。

aya
2010年以前の借金は、グレーゾーン金利で支払っている可能性があります。
 

ですが、大手の消費者金融は、2006年の法改正を受けて、完全施行される前に、法定内の金利に引き下げているので、2007年以前くらいになるかもしれません。

法改正前の支払いが長期間ある場合は、多額の過払い金が発生していることもあります。

法改正直後には、過払い金返還請求が相次ぎ、過払い金の支払いで破綻した消費者金融もあったくらいです。

もし、過払い金が発生していても請求しないと戻ってこないし、請求できる期間には、10年間という時効があるのです。

過払い金の時効はいつからカウントする?

過払い金の時効は10年ですが、いつからカウントして10年なのか勘違いしているかもしれません。

aya
法改正後、10年で時効になるって思っていたりしません?
 

法改正後10年だと、2010年で時効ってことになりますが、過払い金の時効は、完済した日からカウントします。

なので、完済後10年間は過払い金返還請求ができます。

2010年以前に長期間返済していて、完済してから10年が来ようとしている借金があるなら、ちょっと急いで調べてみた方が良いかもしれません。

過去には、過払い金の支払いで破綻した消費者金融もあったので、完済したらすぐにした方が良いです。業者が破綻したら請求できませんから。

10年以上前に完済した借金も該当するかも

10年以上前に完済した借金でも、一定期間取引がなく、その後の借入で完済後10年内なら、連続した取引として過払い金の請求ができる可能性があります。

必ず連続した一つの借金として認められるわけではないですが、調べてみる価値はありそうですね。

過払い金返還請求がデメリットになることも

過払い金が発生していれば、請求すれば返してもらえるので、過払い金返還請求がデメリットになるなんてあり得ないと思いますよね。

aya
過払い金返還請求でデメリットが考えられるのは、過払い金の額が少なかったときです。
 

過払い金より弁護士等の費用が高いと赤字になる

過払い金返還請求の手続きを、弁護士や司法書士に依頼すると、費用がかかります。取り戻せた過払い金が、費用より少なかった場合は、赤字になります。

特に、着手金が必要な法律事務所だと、成功しなくても着手金は戻ってきません。

返還金額に応じた報酬金だけの事務所でも、事務手数料はかかります。

正式依頼する前に、過払い金がどれくらい発生するのか診断してからの方が良いですね。

返済中に過払い金返還請求するとブラックリストになるかも

返済中の借金で過払い金請求するときは、要注意です。

発生した過払い金が借金残高より多い場合は、借金の返済に充てることで借金が無くなります。余りがあればお金が戻ってきます。

ですが、借金残高の方が多い場合は、過払い金を返済に充てても借金が残ります。そして、残った借金は任意整理などの債務整理することになってしまいます。

債務整理をすると、信用情報にキズが付くためブラックリストになってしまいます。すると、新たな借金ができなくなります。

aya
借金の返済に困っていないのなら、完済してから過払い金返還請求をした方が良いです。
 

過払い金返還請求だけなら、ブラックリストになることはありません。

借金の返済が困難になってきて債務整理した場合は、その手続きの中で過払い金の有無を確認し、発生していれば借金残額が減ります。

自己破産したときも過払い金返還請求できる?

自己破産したときにも、過払い金が発生していれば返還請求できます。

aya
もしかすると、過払い金で借金が減れば自己破産しなくてもよいかもしれませんよ。

自己破産手続を弁護士に依頼すれば、過払い金の有無も調査して、破産申立すべきかどうか判断してくれるでしょう。

過払い金についてまとめ

2010年の法改正以前には、上限金利が2つあり、払い過ぎたグレーゾーン金利が存在していました。

グレーゾーン金利で払いすぎたお金が過払い金で、返還請求すれば戻してもらえます。

過払い金返還請求には10年の時効があり、それを過ぎると請求できません。

時効のカウント開始は完済日ですから、過払い金返還請求は借金の完済後10年以内にすること。できれば、完済後すぐにした方が安心です。

過払い金がどれくらいあるか、一度診断しておくと準備もしやすいと思います。

借金返済中でも、過払い金返還請求はできますが、借金残額の方が多い場合は債務整理へと進んでしまいます。

債務整理する予定がないなら、過払い金返還請求は、完済後にした方が良いです。

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