自己破産するとどうなる?

借金が返せないとき知っておくべきこと!

自己破産

自己破産手続きの流れと期間!早く免責されるコツってある?

投稿日:


 
自己破産の手続きはどんな流れで進み、どれくらいの期間かかるのか、申立後のことを考えると知っておきたいですよね。

それぞれの状況によってかかる期間は大きく違うのですが、一般的な流れと期間を知っておくと安心です。

aya
実際、何の音さたもなく時間が過ぎていく期間もあり、不都合なことがあるんだろうかと不安な時期がありました。
 

破産申立から免責確定までの、自己破産手続きの流れと期間を、分かりやすく解説します。

自己破産手続きの流れと期間

自己破産には、同時廃止と管財事件の2通りの方法があり、どちらになるかで手続きの流れや期間も違ってきます。

  • 同時廃止
  • 同時廃止になるのは、財産なし、免責不許可自由なしの場合です。

  • 管財事件
  • 管財事件になるのは、20万円以上の財産があるか、免責不許可事由の疑いがある場合です。

どちらの方法で手続きされるかは、裁判所が決定しますが、申立前の弁護士さんの判断で合っていることが殆どです。

個人で自己破産する場合は、7~9割くらいで同時廃止になるケースが多いとのこと。

事業をしている場合は、会社はもちろん、代表者などの個人も管財事件になります。

裁判所に破産申立をした後は、事務的に進みますが、申立てまでの準備期間には、自分でやることもたくさんあるので、申立前と申立後に分けて説明しますね。

破産申立までの準備期間

自己破産の申立を自分ですることもできますが、通常は弁護士に依頼するので、依頼した場合の手続きで説明します。

弁護士に相談する

正式依頼する前に、まずは相談した方が良いです。有料だと、30分で5,000円程度ですが、無料相談を受付けている弁護士もいます。

相談する弁護士を決めましょう。

  • 知人に紹介してもらう
  • 法テラスや市町村の相談会で紹介してもらう
  • ネットで弁護士を探す

先生と相性が会う合わないがあったり、費用も弁護士によって違うので、複数の法律事務所で相談してみるのも良いです。

依頼前の相談は、30分くらいが普通なので、借金や収入、資産などの状況が分かるような資料を用意していた方が良いです。

任意整理や個人再生など、自己破産以外の方法で債務整理できるかもしれませんよ。

弁護士費用についても、相談時に確認しておくと安心です。

連帯保証人がいる場合は、正式依頼するまでに、自己破産することを話しておいた方が良いです。

そんなこんなで、すぐに決断できないことも多いですから、相談から正式依頼までに、1~2週間は必要でしょう。

急いでいる場合には、相談時に即決で依頼しても良いのですけどね。

弁護士に依頼する

自己破産することを決断したら、弁護士に正式依頼します。

弁護士が受任すると、各債権者に弁護士が介入して自己破産手続に入ることを通知するので、取り立てがストップします。

申立日をいつにするか決めて、手続きのスケジュールや費用の支払い方法、資料の準備など、詳細な打ち合わせをします。

aya
うちは、商売の関係があって急いだので、1ヶ月後を申立日にしました。一週間で申立てした知人もいます。
 

一般的には、2~3ヶ月後を申立日にすることが多いようです。

ただ、費用が準備できなければ、費用の積立をしてからになるので、半年後の申立になることもあります。

資料の準備をする

弁護士から、必要資料を揃えるように指示があるので、準備をします。自己破産の申立てで、自分がやることが一番多い期間です。

  • 借金など債務の明細
  • 所有する財産の明細
  • 2ヶ月分の家計の収支
  • 住民票などの必要資料
  • 過払い金の調査

債務や財産の明細は手書きでも良いですが、エクセルなどに記載していくと整理しやすいです。

土地・建物などの不動産調査は、弁護士がしてくれると思います。

申立前2ヶ月分の家計の収支表が必要ですが、家計簿的なもので良いので、申立日から逆算して2ヶ月分の家計の収支を付けます。

aya
うちの場合は、申立日を1ヶ月後にしたので、1ヶ月分さかのぼって家計の収支表を作成しました。
 

申立日を半年後などにした場合、先のことになりますが、家計の見直しをするためにもすぐに付け始めると良いのではないでしょうか。

過払い金の調査は、弁護士がしてくれます。

破産申立書の作成

破産申立書の作成は弁護士がしてくれます。

この段階までくると、自分がすることは殆どなくなります。足りない資料などあれば、指示に従って揃えるくらいですね。

裁判所へ破産申立する

裁判所へ破産申立書を提出します。弁護士が代理人として提出してくれるので、自分で裁判所へ出向く必要はないです。

司法書士に依頼した場合は、書類作成までで、その後の裁判所での手続きは全て自分ですることになります。

破産申立から免責まで手続きの流れ

破産申立から免責されるまでの手続きや期間は、同時廃止になるか、管財事件になるかで違ってきます。

どちらになるにしても、自己破産で借金返済を免除してもらうには、破産手続と免責手続の2つが認めらる必要があります。

どんな流れになるか、イメージ図にしてみました。

管財事件になると、破産管財人が選任され、財産調査や処分、債権者への配分などをするので、同時廃止より期間が長くなります。

同時廃止の場合の免責までの流れと期間

同時廃止の場合は、申立後3ヶ月~半年くらいで、手続きが完了することが多いようです。

破産申立後、一ヶ月くらいで、裁判所で「審尋」がありますが、申立書の確認程度のことで、代理人弁護士だけで良い場合がほとんどです。

「審尋」によって破産手続が開始されると同時に、破算手続きが終了します。

弁護士が代理人になっている場合のみ、東京地裁や一部の地方裁判所では、申立時に「即日面接」で、「破産手続開始決定」が出されることがあります。

破産手続が終了後、一ヶ月くらいで「免責審尋」が行われます。免責審尋は本人も裁判所へ出廷します。

免責審尋から、一週間程度で免責許可の可否が決定され、代理人弁護士に通知があり、免責許可決定された場合は、その後一ヶ月で免責許可が確定します。

裁判所の手続きは、ゆっくりと進むので不安になるかもしれませんが、申立後は事務的に進んでいくので、連絡を待つだけになります。

管財事件の場合の免責までの流れと期間

管財事件の場合は、早くて半年、長ければ1年以上かかることもあります。

aya
うちは夫婦ともに管財事件だったのですが、免責許可確定までに、私が10ヶ月、夫は1年1ヶ月かかりました。
 

破産手続開始決定までは、同時廃止と同じです。

審尋により裁判所の決定が管財事件になると、破産管財人が選任されます。破産管財人は裁判所が認定した弁護士です。

管財人が、負債や財産の調査、財産の処分や債権者への配分などをしてくれるので、まず、管財人の事務所で面接があります。

管財人に追加の書類を求められることもあります。不安なことがあれば、相談するとアドバイスしてくれたりもします。

aya
私の場合は、代理人弁護士は同行せず、管財人と私たち夫婦の3人で打ち合わせをしました。直接連絡し合うことが殆どでした。
 

管財事件になると、郵便物は全て管財人に転送され開封して確認されるので、確認後の郵便物を引き取りに行くことになります。

郵便物が多いと、けっこう頻繁に引き取りに行くことになります。私は週一くらいで行ってましたね。

破産手続開始決定から2ヶ月後くらいに、債権者集会があるので代理人弁護士とともに裁判所へ出廷します。

債権者集会は1回で終わる場合もありますが、長引く場合は数回あります。

債権者集会が終わると破産手続が終了し、免責手続になりますが、債権者集会で免責審尋も行う場合があります。

aya
うちの場合は、8月の申立で、1回目の債権者集会が11月、その後2回ありましたが、別の日に免責審尋はありませんでした。
 

免責審尋後、免責許可の可否が決定し、その後一ヶ月くらいで免責許可が確定します。

管財事件になると、調査や財産処分に時間がかかるので、免責されるまでの期間が長くなりますね。

うちの場合、最後の債権者集会が4月か5月頃だったと思うのですが、私の免責許可が確定したのが7月で、夫は9月でした。

早く免責されるためのコツってある?

自己破産するからには、少しでも早く免責されて借金から解放されたいですよね。

裁判所へ破産申立てした後は待つしかないので、早く免責されるためにできることは、申立てまでの期間を短くすることくらいでしょう。

費用が用意できれば早い

裁判所への予納金と弁護士費用が用意できていれば、依頼から一週間前後で申立てすることも可能です。

実際、銀行から融資ストップを言い渡された知人は、4日で会社と個人の破産申立てをしたと言っていました。

裁判所への予納金は申立時に一括納付、管財事件になれば管財人の報酬として追加予納金も一括納付が基本です。

aya
管財人の報酬は最低でも20万円と高額なので、自己破産するまでになっていると用意できないことも多いですよね。
 

裁判所によっては、予納金を分割納付できる場合もありますが、そうでない場合は予納金を積立ててからになるので破産手続開始が遅れます。

同時廃止の場合は、裁判所への予納金は2万円程度なので、弁護士費用(30万円~50万円)を積立てることになりますね。

弁護士から債権者に受任通知が送付されると、返済がストップするので、その分のお金を積み立てていくことで費用の準備ができます。

費用を積立てる場合は、弁護士が指定する口座に必要な金額を、積み立ててからになります。

依頼時に費用を一括で支払うことができれば、一番早いので、費用が工面できるうちに自己破産の決断をすることです。

自己破産の費用は総額いくらかかる?払えないときは分割できる?

  自己破産をしようとするとき、手続きにかかる費用は総額いくらかかるのか、知っておかないと準備ができませんよね。 自己破産するまでになっていると、お金に余裕はないですから、分割もできるのかも確認しておきたいところ。 今回は、そんな自己破産の総額費用や、払えないときの支払い方法などについて取り上げてまとめています。 目次1 自己破産の費用は総額いくらかかる?1.1 管財事件で自己破産する場...

続きを読む

続きを見る

裁判所によるところがある

破産申立後は、裁判所しだいになりますね。管財事件になると、管財人さんの仕事しだいのところもあります。

aya
管財人の調査などに協力的だと、よく動いてくれるように感じました。

1~2ヶ月、何も連絡がないことが普通なので、普通に生活していれば大丈夫です。裁判所からの連絡は代理人弁護士を通してあります。

破産手続中は借金の返済もないので、申立前より経済的に楽になっていると思いますが、贅沢を慎み、計画的な家計で生活することですね。

ただ、破産手続開始から免責許可されるまでの期間は、破産者になります。

破産者は、弁護士や会計士などの士業、警備員、生命保険募集人など、お金に関わる仕事には就けなくなります。

仕事ができないので収入もなく、その後の生活に困ることになりますから、自己破産しない方が良いかもしれません。

不動産処分があると長引く

自分名義の不動産があると、処分に時間がかかるので長引きますね。

不動産は競売されることになりますが、競売されるまでに早くても半年くらいかかります。2年以上かかった知人もいましたよ。

競売されるまでは住み続けられるので、ある程度の期間があった方が、引っ越し準備がしやすいですけどね。

もし、親族などで購入してくれる人がいれば、少しでも早くなるので管財人さんに相談してみると良いです。

aya
うちの場合も残したい土地があったので、破産手続中に管財人さんを通して親に購入してもらいました。破産者本人が買うことはできないんです。

最終的に買い手がつかない場合は、資産価値なしで処分されずに戻ってきますが、手続き期間が長くなりますね。うちも進入道路がない畑が戻ってきましたよ。

自己破産手続きの流れと期間まとめ

自己破産手続きは、破産手続と免責手続の2つあり、両方が許可されると借金の返済が免除されます。

裁判所を介して行われるので、破産申立書の作成には専門性が必要なため、一般的には弁護士に代理人を依頼します。

財産や免責不許可事由の疑いの有無により、何もない場合は同時廃止、財産や免責不許可事由の疑いがある場合には、管財事件になります。

破産申立をするまでの期間には、弁護士に指示された資料の準備などで、債務者本人がすることがたくさんあります。

申立後は、裁判所の方で事務的に進むので、審尋や債権者集会への呼び出しがあれば、指定日に出廷します。

管財事件の場合は、面接などで管財人の事務所へ何度か行くことになります。

手続きにかかる期間は、同時廃止で3ヶ月~6ヶ月、管財事件で6ヶ月~1年程度が目安です。

債務や財産、他の事情によって1年以上かかることもあるので、実際にはやってみないと分かりません。

代理人を依頼する弁護士なら、状況判断しやすいので確認してくださいね。

少しでも早く免責されるには、裁判所への納付金と弁護士費用を早く準備することですね。

手持ち資金がなくても、返済がストップしてから積立てることができるので、支払方法など弁護士に相談しましょう。

決断が遅くなるほど、費用の工面がし辛くなりますから、タイミングを逃さないことです。

自己破産とはどんな手続き?どんな人に向いてる?

  自己破産とは、借金の返済ができなくなった人を、裁判所を介して法的に救済する債務整理のひとつです。 分かりやすくいうと、「もうこれ以上返済できません。」と、裁判所に申立をして借金の支払いを免除してもらう制度です。 借金の支払いを免除することを「免責」といい、免責が確定すれば、実質、借金がゼロになるのです。 そんなありがたい自己破産とはどんな手続きで、どんな人に向いているかなどについて、...

続きを読む

続きを見る

-自己破産
-,

Copyright© 自己破産するとどうなる? , 2019 All Rights Reserved.